冷たいお茶も湯呑みで出して大丈夫?
紅茶やコーヒー、日本茶など、飲み物には数多くの種類があります。これに合わせて、それらの飲み物を飲むために適した容器というのも数多く存在しています。
例えば、温かい日本茶を飲む際に使用されるのが「湯呑み」です。
ここでは、この湯呑みに関するポイントについて紹介します。
■湯呑みは温かいお茶のための容器
まず大前提としてですが、湯呑みというのはその湯の字からも分かるように、温かい日本茶を提供することが目的となっている容器です。
そのポイントとして、使用されているのが陶器である点があります。
陶器は熱伝導率が高く、熱を通しやすい性質をもっています。
そのため、熱湯を注ぐと極めて熱くなるため、熱湯で注ぐことが前提となっている紅茶やコーヒーを飲むためには適していません。
日本茶は80度前後で淹れる茶葉が多いため、湯呑みで飲むのにも適した温度になっているのです。
■湯呑みで冷たいお茶を出しても良い?
それでは、客人があった場合に、湯呑みを使って冷たいお茶を提供するというのはマナーとしてどうなのでしょうか。
これについては、可能であればグラスを用意した方が良いものではありますが、グラスがないのであれば湯呑みを使用して出すのも問題があるわけではありません。
石田三成の三献の茶の逸話にもあるように、お茶を提供する場合に重要になるのは相手への気遣いです。
グラスがないからといって真夏に熱いお茶を提供するよりは、湯呑みで冷たいお茶を提供する方がマナーに適っていると言えるでしょう。
■湯呑みのポイント
それでは、湯呑みはどのような点で温かいお茶を入れるのに適しているのでしょうか。
前述の通り日本茶は温度が低めのものではありますが、それでも直接触れると熱いことには間違いありません。
そのため、底に直接触れないための高台が作られています。
湯呑みは基本的には温かいお茶を飲むためのものです。
しかし、場合によっては冷たいお茶のために使用することも考えて良いでしょう。
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湯呑・碗
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