箸置きを使うのは日本だけの文化なのか?
日本では食事を取る際、主に箸を使うことになります。そこでよく「箸置き」を使用しますが、
果たしてこの「箸置き」、日本だけでしか使われないものなのでしょうか?
箸を使って食事を摂る国は日本以外にも存在します。
それらの国にも、「箸置き」はあるのでしょうか。
■箸置きの文化
日本だけの文化として挙げられることがあるのが、箸置きの文化です。
今では一般的になった箸置きですが、実は一般家庭で利用されるようになった歴史というのはそれほど長いわけではありません。
日本で箸置きが一般的に利用されるようになったのは明治時代以降のことです。
というのも、江戸時代までについてはそれほど皆で食卓を囲むという機会がなく、家族以外と食事を取ることが多くなかったため、それほど気にされることがなかったためです。
■箸置きの歴史
それでは、箸置きというのはどこにルーツがある文化なのでしょうか。
ルーツには諸説あり、伊勢神宮の神事の際に利用されていたものが一般化したという説もあれば、中国大陸で発祥したものが日本に伝わったという説もあります。
いずれにせよ、箸も机も汚すことなく利用できるということで、箸置きが一種のマナーとして定着していくようになりました。
様々なデザインが登場するようになり、食卓の彩りの一つとなっています。
■中国での箸置きは?
それでは、ルーツの説の一つとしても登場した「中国」においては、箸置きを使っているのでしょうか?本格的な中華料理店などに入ってみるとわかりますが、中国においても箸置きは使われています。
また、れんげをおくためのれんげおきやスプーンおきなども用意されており、机を汚さないようにする部分では違いがありません。
日本だけの文化というわけではないわけです。
ただし、箸を縦に置くという点で日本とは違いがあります。
このように、箸置きの文化は国によって違いがあります。
日本に於ける箸置き文化も、マナーとして大事にしていきたいですね。
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