箸置きの歴史・ルーツ。由来を探る
卓上で箸が直接机に触れてしまうことがないようにするのための道具が、箸置きです。この箸置きがあることによって、箸も机も清潔を保って利用することができるようになっています。
それでは、箸置きのルーツや由来、歴史というのはどのようなものなのでしょうか?
■箸置きの始まりは?
箸置きのルーツには様々な説がありますが、その中でも有力な説の一つとして、七世紀頃の日本で使われるようになった神事のための道具が由来になっている、という説があります。
人間が自分で使うためのものではなく、神前に捧げる食事に付属させるようになったのがルーツだということです。
御箸台と呼ばれる道具がこれにあたり、伊勢神宮などで利用されるようになっていました。
■一般向けの箸置きは?
それでは、今のように一般の人が利用する箸置きが作られるようになったのはいつごろからなのでしょうか?食生活や文化が現在のものに近付いてくるのは、歴史としては江戸時代以降のことです。
箸置きの文化は主に明治時代から発展するようになってきました。
それまでは食事を複数人で囲むという文化があまりなく、机や箸の汚れについてもそこまで過敏ではありませんでしたが、文化の変化によって生まれるようになったのです。
このような由来と歴史を辿って、現在の箸置きの文化が醸成されるようになってきました。
現在では様々な品質で作られた箸置きが存在しており、好みに合わせて色々なものが購入できるようになっていて、机の彩りとなっています。
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湯呑・碗
窯元ぎゃらりい
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