臥牛窯

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最高級の焼き物とはどんな焼き物か

焼き物というと一点ものが多く、高級なイメージがありますが、
世界で最高級の焼き物というものは一体どれくらいの値段で取り引きされ、
どのような焼き物なのでしょう。

■世界最高級の磁器

中国の都市、景徳鎮は古くから陶磁器の都として栄え、
真宗皇帝も景徳鎮の磁器の素晴らしさに魅了されたといわれています。

その中でも14世紀前半に誕生した「青花」という磁器は、
真っ白な肌に鮮やかなコバルトで絵付けされた彩画磁器と呼ばれるもので、大変貴重な作品となっています。
特に「鬼谷下山」という青花は、2005年にイギリスのオークションにて、
日本円にして約30億円もの価値が付いたほどです。

■有田・伊万里焼の鍋島様式

日本の代表的な焼き物として有名な有田・伊万里焼ですが、
この中でも特に高級とされているものが鍋島様式です。
鍋島焼は、元々鍋島藩の藩窯で焼かれていた磁器です。
鍋島藩主や幕府などへ献上するために作っていたもので、庶民には流通しなかったため、
数が少なく価値がとても高いものとなっています。

種類としては、呉須だけで絵付けし輪郭がはっきりと描かれた「鍋島染付」、
呉須の他に赤絵を用いて輪郭を描き、赤・緑・黄の3色のみで上絵付けされた「色鍋島」、
青磁釉をかけるだけで、他の絵付けなどは行わない「鍋島青磁」というものに分別されます。

■九谷焼

九谷焼は石川県を代表する焼き物で、色絵陶磁器として全国的に名が知られています。
特に人間国宝である三代徳田八十吉氏が生み出した「彩釉」は、
色のグラデーションを利用し作品を作り上げ、色の鮮やかさや美しさが印象的な作品となっています。

その中の「8.5号壺 恒河」という花瓶は、深い青の真ん中に切り裂くような白のラインと、
それをまとうオレンジとグリーンのグラデーションが何とも言えないような作品です。
これは、現在約260万円で販売されています。

世界には最高級の焼き物もありましたが、日本にも数多くの高級な焼き物はあります。
これらは、高級品に相応しく、どれも作品として美しく、魅了されるものばかりです。
もし興味がありましたら、色々と調べてみてはいかがでしょうか。



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窯元ぎゃらりい

佐世保市木原町1897-1
Tel.0956-30-8653
毎週水曜定休日
営業時間 9:00〜17:00