陶器のカビの除去方法とは
お気に入りの陶器にカビが生えてしまったことはありませんか。陶器にカビが生えてしまっても、除去の方法や予防法を駆使して対策することができます。
■陶器にカビが生えてしまう理由
そもそも何故陶器にはカビが生えてしまうのでしょうか。
陶器の素地には目に見えない程小さな隙間がたくさん存在しています。
そこに水分やカビが入り込んでしまうとなかなか取ることが出来ず、そのまま繁殖してしまうのです。
特に陶器を使い始めた時に調味料やだし汁など、カビのエサになってしまうようなものを含んでいると、さらに繁殖率も高くなってしまいます。
■カビ予防のために必要なこと
陶器にカビが生えないようにするためには、まず陶器を使う前に行うべきことがあります。
それは、煮沸と乾燥です。
使う前に煮沸をしておくと、器が締まることでカビが入り込みにくくなる他、
汚れも染み込みにくくなるのでやっておいた方が良いでしょう。
鍋に器を入れて、器が被るまで水を入れたら、あとは沸騰させてから30分間煮てください。
ちなみに、煮沸後すぐに流水などの急冷を行うと、
ヒビ割れにつながるので気をつけてください。
あとは一晩通気性の良いところで乾燥させておけばカビ予防は万全です。
■カビが付いてしまった場合
器にカビが付いてしまったら、漂白剤に浸け置きしておくと良いでしょう。
酸素系漂白剤で無臭のものを使うと、食器ににおいが移ることもなく、カビを除去することができます。
浸け置く時は、必ず40℃から50℃程度のお湯を使いましょう。
水温が低いと、いくら浸けておいても効果がみられないので注意が必要です。
あとは器を使うときにカビ臭さを感じたら、
煮沸をする際にお酢をスプーン4、5杯程度、もしくはお茶の出し殻を一掴み程入れて、
約15〜20分煮沸してしまえばにおいは無くなります。
陶器にカビが生えてしまったからと言って、
すぐに捨ててしまうのはとてももったいないです。
正しく陶器を扱っていれば、カビが生えることは無くなるので、
ぜひ上記の手入れ・除去方法を試してみてください。
ツイート
商品案内
湯呑・碗
窯元ぎゃらりい
佐世保市木原町1897-1
Tel.0956-30-8653
毎週水曜定休日
営業時間 9:00〜17:00