新品の陶器の煮沸(方法・時間・水からやる?)
新品の陶器を購入した場合、実際に使用を始める前に行うべきと言われることとして、煮沸があります。これを「目止め」と言っています。この目止めというものがどのようにして行うか、なぜ行うものなのかについて紹介します。
■陶器の煮沸が必要な理由
それではまず、新品の陶器に煮沸がなぜ必要であるのかについて紹介します。
陶器というのは粘土から作られているもので、その材料の性質によって目が粗いという特徴があります。
これは焼かれた後である陶器においても維持されている特徴です。
そのため、そのまま使用をすると水が染み出しやすくなってしまったり、汚れを吸着しやすくなってしまったりという問題があります。
陶器の煮沸は目を締めることによって、これらの影響を減らすことが目的です。
■新品の陶器の煮沸の方法は?
それでは次に、新品の陶器に行う煮沸の方法について紹介します。
まずポイントとなるのは、煮沸は水から行った方が良いということです。
水から行うことによって少しずつ目を締めていく効果が得られるようになります。
また、煮沸に必要となる時間はおおよそ30分程です、それほど長くやり続ける必要はありません。
■米のとぎ汁を使用する方法も
新品の陶器に行う煮沸の方法として、米のとぎ汁を使用する方法があります。
こちらの方法のポイントは、陶器の目に米のとぎ汁の成分であるデンプンが入り込むことで、より吸水性を抑える効果が見込まれます。
せっかく新品の陶器を購入したのであれば、長く楽しむことができるように水からの煮沸を行うようにしましょう。
方法や時間によって効果も違っているため、用途に合わせて選択することが重要です。
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