割れた(欠けた)茶碗の修復・修理方法について
茶碗は陶器や磁器などの焼き物で作られている場合が多いものです。その為、落としてしまったり扱い方によっては、割れたり欠けたりすることがあります。
ここでは欠けた茶碗、割れた茶碗の修理方法について紹介します。
■金継ぎで直す
最初に紹介する欠けた茶碗・割れた茶碗の修理方法は、「金継ぎ」というものです。
金継ぎというのは、割れてしまった部分につなぎとなる金属を入れ、接合することによって直すという伝統的な陶器の修理方法です。
ただ、これは金属によって接合されているのではなく、実際には漆によって接合されています。
生漆や地の粉などの道具を用意すれば自分でも修理を行うことができます。
また、金継ぎを行ってくれる業者に依頼する方法もあります。
金継ぎは修理後の見た目も独特で味わいのあるものとなります。
■パテで埋める方法
割れた茶碗の修理方法として次に紹介するのは、「パテ」を使って修理するというものです。
パテは生漆などに比べると簡単に手に入るものであるため、自分で使うこともそこまで難しくありません。
ラッカーパテ、エポキシパテ、ポリエステルパテなど色々な種類があります。
割れてしまった茶碗の色などに合わせて利用するパテを選択すると良いでしょう。
■接着剤を使用する方法
欠けた茶碗の場合には使いにくいものの、割れた茶碗の場合には使いやすいのが「接着剤」を使用する方法です。
瞬間接着剤などは簡単に手に入るので、これを使って割れた茶碗のパーツを組み合わせて修理すると良いでしょう。
この時ポイントになるのは、耐水性のある接着剤を使用するということです。
茶碗は水分があるものを入れて使うことになるため、耐水性がないものだと溶け出してしまう可能性があるため、注意が必要です。
このように、割れた茶碗、欠けた茶碗も様々な修理方法があります。
自分でできる修理方法も色々とあるため、専門の業者に依頼する前に適切な修理方法がないかどうか考えてみるのも良いでしょう。
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