臥牛窯

磁器と陶器のメリットについて

食器やカップなど、様々なものに使われるのが「磁器」と「陶器」という素材です。
この二つ、いずれも一般的に販売されているものですが、実は細かい違いについて知らない方も多いのではないでしょうか？
ここでは簡単なポイントを紹介します。


■磁器の特徴とメリット

それではまず、磁器の特徴とそのメリットについて紹介します。
磁器の大きな特徴は、原料が陶石(石粉に粘土などを混ぜたもの)となっており色が白いということです。
また、透光性があるのも特徴で、伝熱性も高めとなっています。
焼き上げる際に色のついていない、透明な塗り薬が利用されるため、光沢がある材質となります。
磁器のメリットは、薄手で軽く、美しいデザイン性や耐久性が高いところにあります。
例えば来客の場合などにも使いやすいのがポイントとなるでしょう。


■陶器の特徴とメリット

それでは次に、陶器の特徴とそのメリットについて紹介します。
陶器は磁器と違って原料が土となっており、淡い土色のものが多いようです。
塗り薬としても色付きの物が使用されているため、磁器とは雰囲気の違う見た目となっています。
陶器側のメリットとしては、伝熱性の低さがあります。
これによって、熱いものを入れている場合でも持ちやすく、中のものも冷めにくいという特徴があります。
吸水性があり、使い込むうちに様々な表情をみせるのも陶器ならではです。
自然な雰囲気があるデザインなのも、場合によってはメリットとなるでしょう。


このように、磁器と陶器にはそれぞれ違ったメリットがあります。
状況に応じて利用する素材を変えることによって、より良い効果を発揮することができるでしょう。

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