臥牛窯

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お猪口に描かれている模様(二重丸)には何か意味があるの?

徳利とセットになって使われることが多い、日本酒や焼酎を飲むための器として「お猪口」があります。

このお猪口、よく見るとその多くのものが底に「青い二重丸」の模様が描かれているのですが、これには実は意味があるのをご存知でしょうか?


■お猪口の二重丸は何のため?

お猪口の底にある二重丸の模様は、実はただの模様ではなく、実用性のあるものです。
これは主に利き酒をする場合に利用されるものとなっています。

二重丸の書かれているお猪口にお酒を注ぐことによって、そのお酒の「透明度」が分かるようになります。
利き酒をする時、この透明度は大きな基準の1つとなるため、それを分かりやすくするために二重丸が必要になるのです。


■利き酒の手順

それでは、実際にお猪口の二重丸を使って利き酒をする場合の簡単な手順について紹介します。

お猪口に対して、お酒を八分目程まで注ぎ、外側から観察します。
お猪口の白地と二重丸の青い線の対比によって、日本酒の清澄度合(さえ)を確認することができます。

美しく透き通った光沢があり、少し青みがかって見えるものを「青冴え」といって、高く評価される基準となります。


■二重丸が青いのは何故?

それでは、底に描かれている二重丸が、青いのは何故なのでしょうか?

上記の利き酒をする場合に色の都合が良いというのも1つの理由ですが、実はこれには伝統的な意味も含まれています。
青い二重丸には「蛇の眼」を示すという意味があり、これが魔除けの意味を持っている、というものです。

そのため、お猪口の底の二重丸は「蛇の目」という名前で呼ばれることもあります。
利き酒をしない場合でも、蛇の目はお猪口の一般的なデザインとなりました。


お猪口を使ってお酒を飲む時には、この二重丸についても気を配ってみると良いでしょう。
普通にお酒を飲むのにも便利ですが、利き酒を気にしてみるのも1つの楽しみとなります。
色の違いが分かるようになれば、すっかり日本酒通と言えるでしょう。



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