洗いやすい形の徳利のとは?
魅力的な形をした徳利を見るとついつい欲しくなってしまう方が多いように、徳利は万人を惹きつけて離さない魅力があります。材質の違いはもちろんの事、大きさやデザインによってもお酒の味が変わる不思議な容器です。
ではなぜあのような形をしているのでしょうか。
■徳利の形
徳利は上の方が小さくすぼんでいる独特の形になっています。
徳利は基本的にお酒を入れる容器ですから、注ぎ口を小さくする事によって揮発するを抑え、何時までも香りや味が濃いままにするという効果があります。
また、料亭などで運ぶ時に倒してもこぼれにくいというメリットもあります。
江戸時代には、細くなっている部分に紐を結ぶことで持ち運び安いという利点もありました。
あの独特な形は様々な機能面を考慮した上でできたデザインなのです。
■洗いやすい徳利
しかし、徳利の口は小さくすぼんでいるため、中を洗うには少々手間がかかります。
そこで、洗いやすい徳利の特徴として挙げられるのが、やはり口が広くなっているタイプの徳利です。
最近では従来の形の徳利ではなく、注入口を広く作った蓋のついたタイプの徳利があります。
注入口が大きいため、お酒を一升瓶から注ぐ場合も便利ですし、洗いやすいため清潔に保つことができます。
■徳利の洗い方
徳利を洗うときは、中に残っていたり、しみ込んでいたりするお酒をきちんと抜くことが大切です。
ブラシなどを使う前に、しばらくお湯につけておきましょう。
カビなどが気になる場合は、漂白剤を薄めたお湯につけておくときれいに落ちます。
昔から変わらないデザインであり続ける徳利は、ある意味完成されたデザインである事は間違いありません。
後は、洗いやすいデザインの徳利を選ぶのか、洗いにくい徳利でも適切な手入れによって長く使用していくのか、好みは分かれるところでしょう。
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湯呑・碗
窯元ぎゃらりい
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