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徳利に目止めは必要?

日本酒を入れておくための器として徳利というものがありますが、
この徳利、購入してからいきなり使用を始めるのではなく、最初に「目止め」というものをした方が良い場合があります。
ここでは徳利の目止めの必要性やその方法について紹介します。


■目止めって何?

目止めというのは、分かりやすく言えばコーティングのことです。

徳利は焼き物であるため表面の目が粗く、そのまま使用すると注いだものの成分が中に残りやすくなり、カビや臭いの原因となります。
そのため、先に目止めをしておくことによって、内側に成分が入り込みにくくするのです。

長く徳利を使いたいと思うなら、目止めはしておいた方が良いでしょう。


■目止めの方法は?

では、目止めはどのように行うものなのでしょうか?

目止めを行う場合に用意するのは、徳利と大きめのお鍋、そして米のとぎ汁です。
お鍋に米のとぎ汁を入れてよくかき混ぜ、その中に徳利を入れて冷たい状態から10〜20分ほど加熱していきます。

この時、火は強くしすぎるのではなく、弱火から中火で加熱するようにしましょう。
一気に加熱をすると熱にムラができてしまうため、目止めの効果が偏ってしまうことがあります。
返って品質を悪くしてしまう恐れもあるため、注意しましょう。

温め終えたら鍋から取り出して冷まし、水洗いして乾燥させれば目止めは完了です。
水洗いは徳利が完全に冷めきってから行うようにします。


■徳利の材質によって目止めの必要性は違うの?

徳利は焼き物であると最初に説明しましたが、焼き物にも大きく2つの種類があります。

土物(信楽など)と呼ばれるものと、磁器と呼ばれるものとがあります。
目止めを行う必要が特にあるのは土物の徳利の場合です。

磁器のものは元々が強い材質であるため、土物の場合に比べると目止めの必要性は高くはありません。


目止めをしている場合とそうでない場合では、やはり徳利の保ち方に違いがでてきます。
せっかく日本の容器を使うのであれば、日本の精神「もったいない」を活かすためにも、
できるだけ長持ちするよう事前に準備をしておきましょう。



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